建設技術情報(第17期)TECH17

インフラ分野の脱炭素化・GX技術 / C-09 低炭素型コンクリート「スーパーグリーン(SG)コンクリート」

混和材を積極的に用いて、二酸化炭素排出量を大幅に削減

 「スーパーグリーン(SG)コンクリート」は、製造時に多くのCO₂を排出するセメントの代替として、高炉スラグ微粉末やフライアッシュなどの副産物を積極的に使用することにより、資源を循環しながら材料由来のCO₂排出量を大幅に削減可能なコンクリートです。図1に示すように、結合材中の混和材の割合を70%以上とし、セメントの割合を30%以下にすることにより、コンクリート1㎥当りのCO₂排出量を60%以上削減します。
 一般的なコンクリートと比べて硬化時の発熱量が少なくマスコンクリート(部材の寸法が大きく温度ひび割れのリスクが高いコンクリート)への適用にも適しており、耐久性の観点では塩化物イオンの浸透やアルカリシリカ反応を抑制する効果もあります。加えて、一般的なコンクリートと同様の方法で施工が可能です。

  • 低炭素型コンクリート「スーパーグリーン(SG)コンクリート」
  • 低炭素型コンクリート「スーパーグリーン(SG)コンクリート」
前田建設工業株式会社 東京土木支店 営業第1部 第1グループ 担当 / 上野 健二