インフラ分野の脱炭素化・GX技術 / C-08 次世代コンクリートEeTAFCON(イータフコン)
コンクリートは、社会インフラを支える重要な建設材料である一方、その製造に伴うCO₂排出量の削減が求められています。なかでも、コンクリートの主要材料であるセメントは、製造時のCO₂排出量が大きいことから、その使用を抑えた低炭素型コンクリートの活用が注目されています。
『EeTAFCON』は、産業副産物を有効活用することで、コンクリート製造に伴うCO2排出量を大幅に削減する低炭素型コンクリート技術です。
『EeTAFCON』には、アルカリ活性化材料(ジオポリマー)に分類される「TypeⅠ」と、混和材大量使用型コンクリートに分類される「TypeⅡ」があります。いずれも、産業副産物であるフライアッシュ(石炭灰)と高炉スラグ微粉末を主原料として、普通ポルトランドセメントを大幅に置換することで、材料起源のCO2排出量を約70%削減することが可能です。
『EeTAFCON』は、普通ポルトランドセメントを用いた一般的なコンクリートと比較して、耐酸性や耐塩害性などの化学的耐久性にも優れています。特に、下水道管路などの硫酸腐食が懸念される環境では、その高い耐酸性を活かすことで、インフラの長寿命化や維持管理負担の軽減への貢献が期待できます。
これまで、『EeTAFCON』はTypeⅠを用いた側溝や暗渠などの道路用製品、下水道用マンホールなど、型枠に流し込んで製造するウェットキャスト製品を中心に展開してきました。令和8年度からは、新たにTypeⅡを用いた遠心力成形製品の製造を開始し、適用できる製品領域を拡大しています。
その1つであるCSB(Centrifugal Super Box-Culvert遠心ボックスカルバート)は、国土交通省が推進する低炭素型コンクリート活用の取り組みにおいても採用が進んでいます。
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