建設技術情報(第17期)TECH17

防災・減災、国土強靱化、インフラ長寿命化技術 / A-37 無人化施工技術

無人化施工は、1991年6月3日に発生した雲仙普賢岳の大火砕流後の復旧工事を契機とし、危険区域においても安全に工事を施工する技術として実施されてきました。

雲仙普賢岳の無人化施工では、以下の順序で行っていきました。
①設計
 警戒区域内での作業のため、作業内容に応じた工法や建設機械を選定します。
②施工計画
 土石流・火砕流に対する安全対策、施工計画を作成し、遠く離れた安全な場所に操作室を設置し、
 現場周辺に配置したカメラ映像を見ながら施工を行います。
③無線マネジメント
 無人化施工では、無線種類の選定が重要になります。現場状況に応じて、中継局(中継車)を設置します。
④施工管理、情報化施工
 施工内容に応じ、様々なシステムが採用されています。
 無人測量機やGPSを用いた敷均し・転圧管理システム、バックホウの刃先座標を計測し、設計ラインとの
 位置関係を表示する3次元誘導システムなどの技術が用いられています。
⑤工事施工
 熟練オペレータによる重機操作は、複数のカメラ映像、施工管理システムを確認しながら操作を行います。

無人化施工技術
建設無人化施工協会・建設無線協会 大成建設株式会社土木本部機械部メカ・ロボティクス推進室 担当 / 佐々木 達朗