建設技術情報(第17期)TECH17

防災・減災、国土強靱化、インフラ長寿命化技術 / A-24 オープンシールド工法

 本工法は、オープンシールド機を使用してプレキャスト製品のボックスカルバートやU型開渠を地中に敷設する工法です。
 特に家屋が近接した狭い場所や交通量の多い道路での水路や河川の新設・改築に適しています。
 軟弱地盤・地下水のある地盤での施工、重要施設(鉄道、国道、橋脚など)に近接した施工が可能であり、限られた用地の中で安全、確実、経済的な急速施工を得意とする工法です。構造物近接により鋼矢板等の土留が施工できない場所で多く採用されています。

 施工方法としては、オープンシールド機を使用して、土圧バランスのとれた切羽内部の地山を地上よりバックホウで掘削・排土しながら、敷設函体を反力にシールドジャッキによりシールド機を掘進します。同時にテールボイドへ裏込注入材を充填し、函体上部は即時埋戻します。オープンシールド機内にできた空間に函体をクレーンで据え付け、敷設済みの函体と連結していきます。
 これらの工程を繰り返すことで函体を連続的に敷設して水路等を構築していきます。
 また、本工法には以下の特長があります。

① 急曲線施工が可能
② 家屋などに近接施工が可能
③ 軟弱地盤、帯水層でも施工可能
④ シールド機上部は交通開放可能
⑤ 騒音、振動が少ない
⑥ 施工幅が小さいため、建設残土が少なく環境に優しい
⑦ 地下埋設物の下越施工が可能
⑧ 既設水路の改築施工が可能(通水を確保)
⑨ 施工帯が移動し、周辺住民への迷惑度が少ない
⑩ シールド機は地中残置可能(多年度分割施工可能)
⑪ 安全で経済的
⑫ 鋼矢板土留のような根入れが不要

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NETIS登録No. KT-230172-A
オープンシールド協会 事務局 担当 / 小田原 秀明