建設技術情報(第17期)TECH17

インフラ分野のDX技術・i-Construction2.0技術 / B-23 不動テトラのICT活用

➀ ICTを活用した消波工メンテナンスの設計・施工手法の確立に向けた取り組み:消波ブロックの配置計画と現場での位置誘導をデジタル化し、効率的な計画と施工を可能とする技術
⓶ 自動打設システム「GeoPilot-AutoPile」:熟練者の施工ノウハウをデジタル化し、地盤改良機の自動施工を可能とする技術
⓷ 施工管理システム「Visios-3D」:地盤改良のリアルタイム管理と3次元モデル化を可能とする技術
➃ 地盤改良工事の遠隔操作:オペレーターが離れた場所から地盤改良機を安全に操作することを可能とする技術

①これまでは、主に模型で行っていたテトラポッドなどの消波ブロックの配置検討に代わり、ゲームパッド操作でリアルタイムに最適な配置をシミュレーションできる「消波工3次元モデリングシステム」の導入することで、PC上で素早く検討できるようになります。さらに、実際のクレーン作業でも「ARブロックナビ」技術を使い、クレーンのカメラ映像に目標位置を重ね合わせてオペレーターを分かりやすく誘導します。このように事前計画から現場施工までを一貫してデジタル化することで、工事の安全性と生産性が格段に向上します。本技術は、工期短縮を実現した革新的な取り組みとして、国土交通省の第7回「インフラメンテナンス大賞」技術開発部門にて優秀賞を受賞しています。
②従来、施工機はオペレータによる手動操作で地盤改良施工をしていたが、本技術は施工機に搭載したコントロールユニットを用いることで自動制御を実現したため、施工機操作を簡素化でき、施工性および、建設業界での担い手不足の解消、更なる省力化に貢献していきます。2024年に第26回国土技術開発賞にて「優秀賞」を受賞し、2026年には、国土交通省令和8年度活用促進技術として選定されています。
③地盤内の施工状況をリアルタイムにアニメーション表示し、クラウドを介して現場や事務所間で情報共有が可能です。また、GNSS位置誘導により打設位置へ施工機を高精度に誘導します。さらに施工結果をCIM対応の3次元モデルとして可視化し、従来の帳票に加えて直観的な改良品質の確認を実現。高精度な施工と効率的な品質管理を両立します。
④遠隔操縦室のモニター確認とレバー操作により、機体側アクチュエータを作動させて施工機を遠隔操縦します。さらに自動化施工システムを搭載し、地盤改良杭造成の一連の操作を自動化することが可能となり、地盤改良現場の無人化を実現する技術です。本技術は、2026年には国土交通省直轄の地盤改良工事において、世界初となる120t級大型施工機での遠隔・自動化施工を実現しています。

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NETIS登録No. QS-240034-A
株式会社不動テトラ 地盤事業本部 技術部 技術企画課 担当 / 朝妻 涼